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eyelessfish


お詫びです。

ぼくがこのところ心奪われている物語についてですが、
作者はハッピーエンドを描きたかったと言ったのではなくて、ぼくがそう読み取っただけでした。
実際にはどんな結末にするか本人もかなり迷ったそう。
ただ実際には、二人が将来を共に歩く始まりを描いたことで、
多くの感謝の手紙が届いたそうです。

またネタバレにもなってしまったことをお詫びします。


ともかくこの作品は、
これ以上の美しい物語に出会えるだろうか。
そう、今後の本との出会いに不安を覚えてしまうほどのものでした。

余韻が今も続いています。
映画ももう一度見ようと思います。


彼女とは観ないと思います。
退屈に思うかもしれませんので。




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だからローズヒップが欠かせないのだとか。
誰かと誰かの話みたいだ。



最近、とても気が長ーい人と出会って、
その人と過ごしていると自分も、
ゆっくり待ってみようかなという気持ちになる。
時間がもったいないからってせかせかして、
安らぐ時間を失っていくことのほうが
もったいないことなのかもしれない。


彼女は仕事が立て込んでいて、
このところご飯を食べたらすぐに寝てしまう。
昨日の会話も覚えていなかった。
ぼくはまるで一人暮らしみたいだ。
このことばっかり考えていると、
脳みそが闇に引きずり込まれるのか、
頭痛が襲う。


新しい環境で慣れない仕事をし、
本当はぼくも疲れている。
けれど、
ゆっくり待つかーって思ったら、

怒らず、許そう。
むなしくても、大切にしよう。
さみしくても、ぐれないでおこう。

そんな気持ちになれる。


少し前までその良さが全くわからなかった、
ハーブティーが体に染み渡る、
今年の冬が始まった。




2016.11.06_22:40





この人なら大丈夫。
そう思うのだけど、なかなか言えない。
なかなか、言えない。

「この間来た、あの子、彼女です。」

これが考えている台詞。
もしくは、

「恋人と一緒に住んでるとお話しましたけど、
あの子がそれです。」

一度、お目見えしたのだから、
あれです。と言ってしまえばいいだけなのに、
何故だかすんなりと台詞が言えない。

相手が想像もしていないことを打ち明けることが、
どれだけ相手を驚かせ、戸惑わせるのかと思うと、
言葉が重くなってしまうのだ。


今日も重くなって帰ってきてしまった台詞を
あたためて眠りましょう。

また明日。

ゆっくり進めばいい。
ゆっくり歩けばいい。
ゆっくり待てばいい。

今の居場所はそう教えてくれる場所なのです。









ぼくは恋に落ちたのか。

どうゆう感じで彼女が彼女になるに至ったのか、
今となってはあんまりよく覚えていない。

だけど、初めて意識したときの、
耳の感じとか、腰の感じとか、
そうゆうのが目に留まったことは覚えている。
あれ?なんで?
この人、こんなに艶っぽかったか?って、
?がいっぱいだった。

彼女とそうゆう関係になるとき、
そのときのこともそれからのことも覚えていない。
触れることも抱きしめることも、
すべては当たり前のことで自然なことだと思った。
そうやってお互いに馴れていった。

それまではなんとなく、
これから好きになる人は、
女の人かもしれないとは思っていたけど、
女の人が好きだから女の人を好きになるとは思っていなかった。
つまり、自分で自分のことをレズビアンだとは思っていなかった。
ボーイッシュだけど男になりたいとも思っていなかった。
好きになった人がやっぱり女の人だったかーといった感じだった。

彼女のほうはというと、
ぼくよりももっと何も考えていなかった。
つい最近まで彼氏がいて歴代もすべて彼氏だったのに、
なんでかぼくのことを好きになってくれた。
戸惑いもなさそうで、
ただただ好き!っといった感じだった。
彼女もだから、レズビアンではない。
バイセクシャルでもない。
別に、なんでもない。それはぼくも同じ。
彼女とぼくだから成り立つ関係。
それになまえがつかなくてもいい。


映画「キャロル」を観た。
ぼくにとっては、共感が絶えない映画だった。
ああ、こんなんだったなあと懐かしくなり、
切なくなった。

二人のように、
〈今を生きるそのためにはあなたが必要ということを絶対に諦めない〉で生きていきたい。





2016.11.01_14:02


過去のことは覚えていない。
日々考えて考えて考えているから、
頭の中の思考や記憶がどんどん積み重なって、
下のほうに埋まっているから。
思慮深いからなのって言い訳したい。
だけど、
昔のことを鮮明に覚えている人、
そしてそれを忠実に言葉で再現できる人がうらやましい。
頑張っている姿、その人間の形に火花が見えるみたいに、命をむき出しにして、挑む、働く、その自分以外の人に、涙が滲む。

よたよたと歩くこども。
けらけらと笑うこども。
わーわーと泣くこども。

ぼくはこどもを生むことも持つこともないけれど、
自分の一部を持った命に微笑まれたら、
いったいどんな、どんな気持ちになるのだろうか。

妹よ、きみのこどもが生まれたら、
ぼくは不思議な気持ちになって、
あとからそのこどもにいとおしい気持ちでいっぱいになるだろう。

あなたとぼくのこどもが生まれたら、
ぼくはおかしくなりそうなくらい感動して

もう今からいとおしい気持ちでいっぱいなの。


あなたなしでは生きていけない。
過去のことも忘れたけど、
未来のことはもっとわからない。
いくら想像しようとも真っ白。
真っ白なんだよ。



そんな気持ちで立っていたら、
向かいのお店の人がぼくに大きく大きく手を振った。
ぼくにって自信がなかったから、
小さく会釈して微笑んだ。
向かいの人は同じように小さく会釈し微笑んだ。

コーヒーのにおい、ビザ窯の煙、
行き交う声、人混み、売れ残った野菜、
立ち寄った観光バス、つながれたままの犬。
きらきらした雑貨、陶器


にぎやかなその場所で、
立ち尽くしていただけの店番。


会えなくなるなんて残念だなあ。
っていってくれた人、
そういってくれるかもしれなかったから、
ずっと最後まで目を合わせなかったのに、
お疲れさまでしたーってあまりにも明るく言われたから、
今日が最後なんですって言ってしまった。



つながれていた犬はおじいさんと一緒に歩いて行った。