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eyelessfish
2015.07.11_21:07


犬はどれくらい生きられるのだろうか。
ぼくの犬は、
あとどのくらい生きてくれるのだろうか。
あと何回触れ合えて、
どうやってどのくらい幸せにしてあげられるのだろうか。
会えない日々に考える。
不満げにこちらを見つめるあの顔を思い浮かべる。

ぼくに見つけられた瞬間から
運命が決まってしまった。

目があった瞬間からあいつはすべてを捧げた。
あなたに会えたことが幸せ。
この先何があっても変わらないの。
何があってもあなたがいれば幸せなの。喜びなの。
振り回すしっぽはいつもそう訴えている。

しかし君、もし違う人に見つけられたなら
今そんなにも寂しくないのかもよ。
違う選択をしていれば他の道もあって
もしかしたらそのほうがより幸せだったのかもしれない。

どこにも存在しない「かもしれない」の世界に
どうしてぼくたちは閉じ込められて苦しめられるのだろう。

彼女はあとどれくらい生きてくれるのだろう。
ぼくはあとどれくらい生きられるのだろう。
あと何回触れあえてどれくらい話ができて
どれくらい思いを伝えられて
どれくらいわかることができるのだろう。
どれくらいどうやって彼女は幸せになれるのだろう。


「かもしれない」の世界は
ぼくと彼女との間にも跨いでいる。

あのままどこかの誰かと結婚していればよかったのに。
こどもを産んでおけばよかったのに。
今選んでもいいんだよ。他の人生を。

彼女がとうに切り離した世界から
自分だけは抜け出しているくせに
彼女一人を置き去りにしようとしている。


ひとりぼっちにして、ごめん。



負のブログだなあ。

口には今たぶん砂糖がついてて、
あ、ドーナツのやつです。
甘いカフェオレを飲んでいるぼくは
どこも不健康には見えないだろうし
悩みなんてないように見えるでしょうね。
不幸せそうにも見えないでしょう。
不幸せではありませんが。
みなさんはきっと目の前にいたとしても
ぼくを見つけられないでしょう。



ぼくはここにいます。たしかに。



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